*第20回美酒会報告* 2013年6月15日
当日の写真はこちら⇒その1 その2 その3

東京吉兆本店の玄関を入った瞬間、空気が変わった。 都会の喧騒から厳かな神殿に入ったかのような錯覚と 時間の流れも不思議とゆったり感じられる。
到着した面々もいつもとは違う緊張感が漂います。 これが20回目の120美酒会の重みと重なって厳粛さを 醸し出している。
今回は42名の参加となり一部屋では収まりきれず二部屋に 分かれましたが気持ちは共有していました。

今回は第一回の酒蔵の新城社長と同期で真澄の宮坂社長も 参加していただきそれぞれ祝福の挨拶をしていただいた。
乾杯は末廣の大吟醸・玄宰。ワイングラスから華やかな吟醸 香が漂い場が和む。食事は茅ノ和八寸から始まる。
しつらえ、彩り、味、和食の素晴らしい魅力を十分に引き出し ている。そして冷製すっぽんスープ、伊勢海老姿造りと普段 あまり味わう機会の少ない逸品が続く。
そして次のお酒は吉兆オリジナルの純米大吟醸「吉兆貞翁」 だったがさすがとも言うべき、その後の水無月胡麻豆腐順才、 稚鮎焼揚げ、高野豆腐ひじき、かに酢といった料理全てに 美味しく馴染む。この間お酒は純米吟醸みやさか、浦霞純米 生酒が出されバリエーションも広がりました。

更に特筆すべきは今回、妹尾副会長が呼んでいただいた 慶應出身の漆職人、室瀬祐さん(2008年卒)もゲスト参加して いただき、彼と人間国宝である父・室瀬和美先生の作品で 参加者全員がお酒をいただけたことです。漆の力で不思議と お酒も柔らかくなりまさに吉兆の空気に融けあっていくようでした。 料理はメインであるローストビーフ、はも丼と酒は御前酒の菩提 ?にごり純米原酒。柔らかく上品な味が口の中に溶け込んで いき至福のひと時。〆はデザートは果物ゼリー寄せであっという 間の3時間が過ぎていきました。

会の雰囲気はいつも通り、終始会話も弾み和やかな中で、 吉兆ならではの緊張感の漂う究極の第20回美酒会。
閉幕は事務局3名が前列に並びご挨拶してお開きとなりました。
閉会後はお店の前で記念撮影。村田事務局長の誕生日という こともあり特別に120美女軍団に囲まれてのショットもありで、 外ではちょっと弾けて2次会に向かう無邪気な参加者の皆さん でした。

*参加会員の感想*
吉兆さんのおもてなしを振り返らせていただいて
二十回を重ねた美酒会に感謝、あと百回で120!

東京吉兆本店
http://www.kitcho.com/tokyo/top-p/page-fream/honten.html
室瀬祐さん http://mejirokai.com/
室瀬和美先生 http://murose.com/