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2008年9月25日奨学金授与証交付式

2008年9月25日奨学金授与証交付式


平成20年度慶應義塾大学指定寄付奨学金授与証交付式が9月25日三田キャンパス西校舎ホールでとりおこなわれ、渡辺事務局長他2名で参加いたしました。


安西塾長と富田大学奨学委員会委員長から奨学生にお祝いの言葉が、そして、寄付団体にはお礼の言葉が述べられ、奨学生代表に授与証が交付されました。


この奨学金は、毎年、年度三田会、地域三田会、個人と23団体が指定寄付奨学金として、塾生に支援・援助しており、今年度は91名に授与されました。


私たち120三田会は4年前の卒業25周年の際に、母校 慶應義塾への支援という形で、同期の皆様よりたくさんの募金をいただき、「指定寄付奨学金」として、「塾生のうち、家計支持者の死亡・失職などにより家計状況が急変し、経済的に学業継続困難になった者を援助する」事を目的に毎年、若干名30万円ずつ援助しております。


今年度は、経済学部、商学部、総合政策部、環境情報学部、通信教育部はそれぞれ1名ずつ、理工学部は2名に授与されました。奨学生代表による謝辞は、私たち120年三田会記念大学奨学金を授与された塾生でした。


謝辞では、お礼と感謝の言葉のみならず、私事と申され「母子家庭に育ち、働き手のお母様を大学2年生の時に亡くされ、学業継続困難となり、自暴自棄になった時期もあったようですが、幸い親戚の方の援助と、そして奨学金で、学業を継続することができたと。大学3年生では積極的に企業のインターシップに参加し、その経験から人と人のつながりを大事にできる仕事をしたいと思い、希望した人材関連会社に就職も決まったと。そして、ゼミ、サークルなども奨学金をいただけたからこそ大学生活の中で継続でき、来春には卒業を迎えることができると、話されていました。この謝辞を聞き終えた頃には、心も目頭が熱くなり、大変感動いたしました。


また、通信教育部の奨学生の方は、最短の4年で来春には卒業予定なさると。通信教育部は、入学はたやすいですが、働きながらも勉学したい。しかし、通学での学業が困難なので、自分でテキストを読み、レポートを提出し、単位を取得するのです。でも、半分以上の方が何らかの事情で通信教育課程での学業継続を途中で断念せざるえなかったりします。また、卒業までにこぎつけるには通学の学部学生より数段厳しく、なかなか卒業ができないと聞いておりますので、彼の頑張りに感心いたしました。


その他の奨学生の方々と懇談した際にも、奨学金のおかげさまで、塾生としての楽しみを様々な分野で経験や体験できることに感謝しているとお話をされていました。

とても素直な、可愛い後輩の塾生に私たちの募金活動で集めた奨学金が有効に活用されていることを、大変うれしく思い、胸を熱くした奨学金授与証交付式でした。


                               120三田会事務局

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