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120 美酒 会 メールマガジン 42号 2011年5月11日
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このメールは120 美酒会 に登録頂いたメンバーだけに配信しています。
このメールでの返信はご遠慮ください。
美酒 会 HP http://120mitakai.com/120bisyu/
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今回の美酒会は土曜日の午後2時からですのでお間違いないように!
女性の申し込みは大変多いのですが、今回の開催主旨をご理解いただき、
ぜひとも男性の積極的な参加をお待ちしています。
これから参加申込みされる方は村田まで、メールにてお知らせください。
t-murata@cw.jp.nec.com
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● 第16回120美酒会 「東日本大震災被災地支援の思いを込めて」
● 特別ゲスト 泉橋酒造 6代目蔵元 橋場友一社長 (平成4年卒業)
● 日時 平成23年5月21日(土)PM2時〜
● 場所 サケ ビストロ ダブリュー(SAKE bistro W)
http://musshu.jp/w/
電話03-3501-1811
千代田区霞ヶ関 3-2-6 東京倶楽部ビル1階 T-104

地下鉄虎ノ門駅 5番出口 徒歩3分
地下鉄溜池山王駅 9番出口 徒歩3分 の好立地。
●会費 7000円

申込みをされた方は事前振り込みを5月19日までにお願いいたします。
振込先 三井住友銀行 元住吉店:店番号890 預金:普通
口座番号0850233
口座名:ヒャクニジュウ ビシュカイ ダイヒョウ ムラタタケシ
金額:7000円
なおキャンセルの払い戻しは可能な場合のみ対応いたします。
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メルマガ41号でお知らせした通り、今回は慶応義塾出身蔵、神奈川の
「泉橋酒造」橋場社長が1ヶ月前に他の蔵元、酒販店、居酒屋さんと
協働で発案した「ファイト!日本 日本酒義援金プロジェクト」。
これは 酒蔵が醸した1升瓶のお酒が流通していく中で酒販店、料飲店、
愛飲 家が少しづつ出し合って被災地義援金として送られるしくみです。
http://www.fightnippon-sake.net/

神奈川から息吹いた動きが今、じわじわと広がり5月11日には東京で
「キック オフin東京」という形で発信されます。
我々はそれを受け、橋場社長を是非バックアップしていきたいと思います。
今回は義援金プロジェクトに参加している全国酒蔵の中から美酒会事務局
にてチョイスしたお酒も用意しています。お楽しみに!
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第15回美酒会報告

3月7日霞か関のSAKE bistro W にて48人の方に出席いただきました。
このお店のスタッフ皆さんが日本酒に大変造詣が深く、又きめ細やかな
サービスのお陰様で質の高い美酒会を開催することができました。
今回は村田事務局長思い入れたっぷりのお酒で静岡の「臥龍梅」。
それもお米の違いで5種類の純米吟醸酒。季節柄、生や生貯蔵で味わって
いただきました。鈴木社長は78年卒の同世代ということで社長のお好きな
ロックを聞きながらスタイリッシュな会となりました。
まず、村田事務局長から臥龍梅との出会いや蔵元の紹介の後、鈴木社長
ご発声により「愛山・純米大吟醸」で乾杯をし、そのフル―ティーで芳醇
な味わいに特に女性たちから「わ〜美味しい」「こんなの初めて!」と
感嘆の声が上がりました。お店の定番である前菜のアボカドサラダや静岡
名産の桜エビを使ったさつま揚げと大変よく合いました。続いて事務局長
より今回のテーマでもある「5種類の酒米の違い」について、その系統を
図式に書いて丁寧に説明いただきました。2番目のお酒「雄町・純米吟醸」
と伊豆・稲取港からのお造り、3番目は「山田錦・純米吟醸」と生牡蠣の
オーブン焼き「ホワイトソース」、4番目に「五百万石・純米吟醸・活性
にごり」とカニ肉たっぷり名物コロッケ、そして5番目は「誉富士・純米
吟醸」とハンガリーの食べる国宝.マンガリッツァ豚の角煮と、 どれも
お酒とのマッチングは最高でした。臥龍梅の粕漬けクリームチースやミモ
レット等のチーズを海苔(吉田商店)で巻いていただきました。
最後はお店自慢の湯葉玉丼、デザートは臥龍梅吟醸酒粕クレームブリュレ
という、女子にはたまらない贅沢なコースとなりました。
すばらしい臥龍梅をご自宅でも飲んでいただこうと事務局で3ダース用意
した「山田錦・純米吟醸」もすべて完売。鈴木社長からお土産に頂戴した
香り高い酒粕とともに心浮き浮きで記念撮影、お開きとなりました。

事前にシェフには事務局と共に試飲をしていただき、静岡の特産や臥龍梅
の酒粕など使ったスペシャルメニューを考えてくださり、内容の充実した
美酒会となり、会員皆さんから大好評で次回もぜひここで・・・ という
声も沢山聞かれました。(妹尾)

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第15回美酒会に初参加して 石井頼子

何十年振りのテストを経て入会を認めていただき、指折り数えるようにして
迎えた初めての交流会。居並ぶグラスに胸ときめかせ、大吟醸愛山の馥郁
たる香りに瞠目し、吟味されたお料理とそれぞれのお酒の相性にため息を
ついたこと、鈴木社長のスピーチに何度も頷かされ、懐かしい友人達との
邂逅に心を沸き立たせたこと、それらすべてが今この時、深い水底に沈んだ
ガラス玉のように感ぜられています。未曾有の自然災害を前に、言葉もあり
ません。ただただ祈るばかりの毎日です。
ごくごく普通の生活がどれほど幸せなことか、再確認する日々。口にする
ものがあり、身に纏うものがある、身を横たえる場所がある、というだけで
救われるところから、少しずつ心を潤すものを欲するようになった時、音楽
や笑いは早い段階で心を潤すものとして望まれることでしょう。
それに比べて私が関わっている美術というものはずっとずっと先にあるもの
だと、今回のことを経て自分の仕事の意味を考えております。お酒もまた
然りです。物に溢れたこの日本で、食べ物が底を尽き、生命の危機に瀕して
いる人が居る現状で、一体何が言えましょう。 しかしながら、いつかまた
求められる時は必ず戻って来ると思います。その時まで守っておかなければ
ならない「物」があるのだとも思いました。津波のニュースで、流され行く
蔵元の看板に瞑目した方も多いことでしょう。けれども後日その社長がなん
とかして次の仕込みを考えていると聞き、感銘を受けました。「歴史を途絶
えさせるのは申し訳ない」という言葉に、蔵元の在り方というものを痛感し
ました。

平和な暮らしあってこその旨き酒、佳き時間。「臥龍梅」とは何と良い
酒名でしょうか。あの日頂いた美酒の数々に思いを馳せながら、今一度ゆっ
くりと杯を交わせる日が来ることを、龍が時を待つようにじっくり待ちたい
と思っております。 合掌。

(3月末に原稿をいただきながら今回の掲載となってしまいましたこと、
お詫び申し上げます。事務局)

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お知らせ
美酒会会員 青樹君が「Live together(with hope)」運動を立ち上げました。
http://www1.odn.ne.jp/livetogether/
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ご報告
慶応つながりで日本橋「たいめいけん」にて「日本酒と洋食のマッチング」を
いたしました。真野鶴の尾畑留美子さんに協力いただきました。

4月1日まだまだ世の中 自粛ムードで私も地震に怯えているときに皆で集い
日本酒を楽しむことはどんなものでしょうと悩みました。
結果、義援金も集める事ができ、日本橋の紳士方に元気になったよと言ってい
ただけてほっとしました。日本酒には我々日本人の遺伝子によくなじみ元気に
してくれる力があると思います。(妹尾)
http://ameblo.jp/obatarumiko/entry-10849209256.html
(尾畑さんのブログより)
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