◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆◇◆◇
120 美酒 会 メールマガジン 39号 2010年8月20日
◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
このメールは120 美酒会 に登録頂いたメンバーだけに配信しています。
このメールでの返信はご遠慮ください。
美酒 会 HP http://120mitakai.com/120bisyu/
==============================
まだまだ暑い日が続いていますが皆様お元気にお過ごしですか?
7月15日の美酒会では49人の方に参加いただき有難うございました。
当日事務局の提案で集められた佐渡市朱鷺環境保全基金への寄付は
80300円集まりご協力に心から感謝いたします。
詳しい報告は尾畑酒造HPブログの7月24日26日30日をご覧ください。
http://www.obata-shuzo.com/home/diary/diary.asp?pg=1
また近々佐渡市のトキファンクラブHPにも美酒会の事が登場する
予定です。
http://toki-sado.jp/fanclub/
==============================
第14回美酒会報告 鈴木茂

最も日の長いこの季節。19:00はまだ外がうっすらと明るい。
徐々に夕闇に包まれていくと、外はダイヤモンドの輝きに似た夜景が広がって
ゆきます。
ここ汐留、シティセンタービルの和食「えん」はビルの最上階にあり、壁面が
大きなガラス張りとなっていて、展望台さながらの東京の夜景を堪能すること
ができます。
刻々と暮れゆく一日を目の当たりにしながら、会を待ちわびる皆のなつかしい
再会の会話があちこちから聞こえてきます。
前回(第2回)は夏ではなかったので暮れゆく大都会を目の当たりにすることが
できませんでしたから、オープニングまでのしばしの光景にも何かいつもと違
うワクワク感を持つことができました。
そしてお待ちかねの開会、 今回のお酒は佐渡のお酒「真野鶴」です。
まずは、ボルドータイプのワイングラスに注ぎ込まれた淡い琥珀色の「万穂」
が乾杯を交わす1杯となりました。
このお酒、ロンドンで開催されたインターナショナル・ワイン・チャレンジと
いうコンテストでゴールドメダルを受賞されただけあって、日本酒にはあまり
みられないフルーティーでまろやかな香りと味わいのものでした。
華やかでフルーティーなイメージはグラッパやマールに似た印象があります。
そしていつもなら1本ずつ順に開けて解説をいただいていくのですが、今回は
3種類を同時に開けて3つのおちょこを並べて飲み比べるという趣向となりま
した。酒度+15という日本有数の辛口の1杯、バランスのとれたこれぞ日本
酒という純米吟醸原酒、そしてエールフランス航空で採用されている大吟醸の
白い花のようなさわやかな1杯、どれも個性的で、同じお米から作られている
とは思えないほどの違いがありました。
お話をうかがうとそれぞれ別の蔵人の方が作られているとの事。作り手により
これほど個性がでるものだとあらためて感心させられました。
今回、いらしていただいた尾畑専務は、この会でお招きする蔵人さんとしては
初めての女性で、しかも元映画会社の宣伝部からの転職というユニークな経歴
をお持ちで、もともとは蔵を継ぐ気持ちはなかったそうです。でも、佐渡への
思いが今の彼女のお仕事につながったのだと思います。
もちろん、「えん」のお料理も1つ1つ丁寧に作られていて、美味しいもの
ばかりでしたが、今回は華のある蔵元の専務、吸い込まれるような夜景、そし
て久しぶりに集まった仲間との話花にこの上ないお酒のマッチングで完全に
脇役となってしまった感があります。
もちろん、すべてがそろっての今回の感動だったとは思いますが・・・
最後に佐渡市で行われている「朱鷺環境整備基金」のための募金を募り、その
お返しにいただいたオリジナルの1本は、自然を愛する方々が作るお酒を象徴
していたと思います。
この場で募金という形で自然保護という社会貢献できたのは何よりです。
気がつけばすでに10時を回り、会場内での記念撮影も終わりひとまずお開き
となりました。お時間の許す方はその場に残って2次会、はたして何時頃まで
酒宴は続いたのでしょうか?たぶん、許される限りの楽しい時間を過ごされた
ことと思います。
いい人、いい酒、いい情景に食。バランスのとれたとてもいい一夜でした。
==================================
美酒会に初参加して 藤原 あき
今夕は念願だった美酒会への初参加がかないました。
2002年からパリに移り住んでおりまして、今回たまたま一時帰国中に会が催さ
れて本当に幸運でした。
私は今パリ暮らしということもあり、普段はワインをいただくことが多いので
すが、昔から日本酒は大好きです。そして理恵さんから直々に教えを受けて、
少しずつ知識が増えてきました。今夜のお酒 佐渡の「真野鶴」は初めていた
だきました。
尾畑留美子さんがとても魅力的な方で、お酒造りの姿勢、佐渡から世界に発信
していこうという気概など大変興味深くお話を伺いました。
佐渡にぜひ行ってみたくなりました。
そしていよいよ利き酒です。「万穂」をワイングラスで乾杯。爽やかでフルー
ティーで気品があってきれがあり、形容するのは難しいですが、嬉しく幸せな
気分になりました。その後はお刺身と一緒に辛口純米をいただいて舌鼓を打ち
ました。4種類のお酒の説明の書いてあるコースターの上にそれぞれのグラス
が来るようになっていて、そんな工夫も素晴らしいと思いましたし、それぞれ
に特徴のあるお酒を飲み比べて自分の好みに合うお酒を見つけるのが、とても
楽しかったです。
そして気が付いたら11時になっていました。なんと贅沢な時間でしょう。
懐かしい同期生の顔が何十年ぶりに見られたのも嬉しいことでした。杉原会長
妹尾副会長、村田事務局長 良い会を企画して下さり心よりお礼申し上げます。
また参加出来る日を楽しみにしています。
=================================
オリジナルラベル酒について             副会長 妹尾理恵
  「真野鶴」の尾畑留美子さんと私の出会いは、数年前に偶然立ち寄った
百貨店の物産展でした。当時「尾畑酒造」は真野鶴大吟醸「万穂」が
ロンドンの 世界のソムリエ達の審査による インターナショナルワインチャレ
ンジにて、大吟醸部門において第一回金賞受賞した話題の蔵元でした。
 昨年連合三田会にて慶應 OB 蔵広場を開催するにあたり、私はまず
尾畑さんに相談しようと、東京でのイベント開催前の貴重なお時間を頂戴し
ご意見を伺いました。その時に
SAKE ASSOCIATE KEIO'S EN  〜 SAKE が深める慶應の縁〜
という素敵なコピーをご提案頂きながら連合三田会の配布パンフレットに
使う事ができませんでした。
そこで美酒会事務局ではこのコピーを使って「佐渡市トキ環境整備基金」を
応援するオリジナルラベル酒を尾畑さんのご協力にて完成しました。
トキの学名は「ニッポニア・ニッポン」。まさに日本を代表する鳥です。
トキが舞い続けられる環境は人やお酒にとってもやさしいはず。
どうか皆様!趣旨にご賛同頂きましてこのオリジナルラベル酒をご家族
友人と共にトキや佐渡や真野鶴のお酒について語り合い、絆を深めていた
だければ大変嬉しいです。
今回は5年前の第2回美酒会で好評だった和食「えん」にて42階から夜空
を見ながらの会となります。大吟醸「万穂」やエールフランスのファースト
クラスに搭載されている大吟醸等、世界が認めた美味しい日本酒を皆様と
共に味わいましょう。
本日は真野鶴を携えて世界中飛び回ってお忙しい尾畑さんにご出席いただき、
色々なお話を伺えるのを楽しみにしています。 ( 当日配布の美酒会便りより)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「120美酒会」事務局
  杉原 英二 es13281328@yahoo.co.jp
  妹尾 理恵
  村田 健 t.murata615@kiu.biglobe.ne.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━