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120美酒会メールマガジン  第22号   2006年 12月21日
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美酒会BBS http://www.120mitakai.com/120bisyu/index.html
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今年も残りわずか。あわただしい毎日をお過ごしの事と思います。
第7回美酒会は熊本から「千代の園」本田社長にお越しいただきました。
写真は美酒会HPより http://www.120mitakai.com/120bisyu/
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第7回美酒会報告                   杉原 英二

11月17日(金)第7回美酒会を慶應義塾のお膝元、田町『湯浅』にて開催。
今回は熊本県の千代の園酒造の銘酒の数々を味わいました。塾52年卒
本田雅春社長を迎えゲストの方々9名を含め30名が参加しました。
まず、私から千代の園酒造と熊本県の日本酒の歴史について、千代の園
の名前だけでなく酒の神様、野白金一の功績については美酒会会員には
是非、記憶に留めていただきたいという思いで文字芝居を作成してご紹介
致しました。次に本田社長からお酒の紹介を含めご挨拶。お話を聞いてい
ると大学院まで行かれていたので卒業は我々と同じ54年です。そして今年
の金賞受賞酒で近藤正人君に乾杯の音頭をとってもらいました。
今回の出品酒は金賞受賞酒をはじめ斗瓶囲い3年熟成酒、5年熟成酒、
大吟醸エクセル、純米吟醸泰斗、純米吟醸神力、特別純米朱盃、純米
朱盃等が次々と並べられました。斗瓶囲い大吟醸はほのかな吟醸香に
どっしりした骨格の酒質が魚料理との相性を引き立たせてくれました。
今回の料理は日本酒を大切に扱っている店らしく酒に合う食材は豊富で、
刺身、生蠣、毛蟹、タラバ蟹、銀鱈の煮付け、海鮮鍋、蟹味噌・エイヒレ・
畳いわし等の珍味と日本酒好きなはこたえられない肴の数々でした。
特に熊本県しか醸造していない赤酒も出品されましたが、銀鱈を今回
特別に千代の園の赤酒で煮付けてもらいその旨みは大好評。またぬる
燗純米酒と海鮮鍋の相性も鍋の季節の醍醐味でした。
皆さん会話も弾み、本田社長の同期の方、美酒会会報誌のデザイナー、
地酒協同組合の企画会社役員、重田君ワイン仲間の美人ソムリエさん達
のご挨拶もいだだきつつ10時半過ぎに店の方に「そろそろお時間が・・」
と言われるまで酣の宴が続きました。今までの会、全て共通しているのは
3時間では終らないこと、しかも例外なくあっという間に過ぎてしまいます。
銘酒を媒体にして皆の個性が共鳴して充実した時間が矢の如く過ぎてい
きました。
最後に平田君にエールをお願いしフレフレ本田と慶應を唱和してお開きと
なりました。来年も皆さんの心に残る美酒会を目指して開催していきたい
と願ってます。
http://www.chiyonosono.co.jp/ 千代の園HP
http://r.gnavi.co.jp/a172100/  湯浅HP
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今後の活動について

美酒会もお陰さまで7回開催する事ができ 会員も122名となりました。
事務局も慣れてきたのと 参加者に色々ご協力いただいているので
すこしずつ会が成熟してきました事を大変嬉しく思っています。
先日美酒会の今後の展望についてアツく語り合い、立ち上げの初心に
戻りつつ 楽しめる新企画を続々提案していこうと決意いたしました。
来春には美酒会がご縁にて アランウエストさんデザインの海苔の缶が
吉田商店よりいよいよ商品化され楽しみです。
第8回美酒会は5月中頃予定、そして10回記念には遠出の計画も・・・
2年後の150周年連合三田会にも美酒会として何か参加出来たら楽しい
だろうなと思います。夢の連合美酒会が開催できたら嬉しいです。
色々おもしろいアイデアや情報等をぜひ事務局までお知らせください。
皆で楽しい事をこれからも沢山ご一緒しましょう。    (妹尾)

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お酒の話

皆様、今年もいよいよあと2週間を切りました。年の瀬でさぞお忙しいことと
拝察します。でも、ちょっとお酒の話に耳を傾けてもらえると嬉しいです。
その1.「酒造年度」ってご存知ですか?
⇒実は7月1日〜6月30日をさします。平成17年度が今年6月末で締まり
ました。
その2.522,281kl。この数字は何でしょう?
⇒平成17年度に製造されたお酒の量です。対前年比ほぼ横ばいの0.2%
減に留まり、これまでの2桁減に歯止めがかかったようで日本酒業界にと
ってはとても嬉しい傾向です。最近の海外での日本食、日本酒ブームや
日本でのプレミアムカップ酒ブームの貢献が大きいと思われます。我々
美酒会の活動も些少ながらお役に立てていると思いたいですね。

詳しい内容が下記に掲載されていますので、年末年始休暇にでも目を通して
頂けると嬉しいです。                        (村
田)
http://www.nta.go.jp/category/sake/10/seizou/h17/5343/pdf/01.pdf

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連合三田会大会でも美酒を酌み交わしました   重田 晋

好天のもと、今年も10月15日(日)、社中最大の「塾員の祭典、連合三田
会大会」が日吉キャンパスにて行われ、約2万人が集いました。
私たちも「120三田会・美酒会」の連名で昨年と同じ411番教室を予約し
美酒を持ち寄りました。
杉原会長手造りの「有頂天」をはじめ、村田事務局長が巷で人気のワイン
を持参したり、手分けして食料を仕入れる等、準備万端。同期、会員以外
でも、貼り紙をみて家族連れで顔を出していただける方があり、楽しいひと
時を過ごしました。中でも最近ご結婚され、ベビーカーを押しながら奥様と
立ち寄っていただいた弁護士のTさん、これからもぜひ参加してくださいね。
ちょっと天気が良すぎて、記念館前の模擬店が大繁盛。芝生の上で出来
上がった人も多かったのか、第4校舎(並木途中の左側奥)の美酒会教室
まで足のばす方が少ないようだったのが残念。来年もオープンする予定で
すので、ぜひお立ち寄りください。
又 3年後の2009年は、120三田会が大会主催の当番年度です。
お祭り好きの方、一緒に楽しくやりましょう。
今年の大会HP http://www.2006mitakai.net/

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「真澄」の蔵へ行きました            高木 かず

第7回美酒会に初参加、和やかな楽しい会を有難うございました。
先週、副会長の妹尾さんと信州諏訪に「真澄」の酒蔵見学に行ってきま
した。妹尾さんのお供で酒蔵に、私の本来の目的はその後の温泉宿
だったのです。ところが、杜氏さんのご案内で製造工程の細部まで見せ
ていただきビックリ!日本酒が生きているのです。
白米の状態から沢山の蔵人の手により やっとこさ酒母造りから仕込
発酵の段階へ。一日毎に大きなタンクの中でブクブクと力強く発酵して
いるのです。1週間目2週間目になると 子供がどんどん成長していくよう
です。力強くて エネルギーを分けてもらったみたいで 感激しました!
杜氏さんの酒造りのお話はまるで我が子を育てているかのようでした。
その晩、宿で蔵元、宮坂ご夫妻といただいた「真澄」の美味しかった事!
いつのまにか私の諏訪温泉のんびり旅行は 真澄の酒蔵見学感激ツァー
になっていました。
そして今、私は今までの日本酒の乱暴な飲み方を反省しています。
宮坂ご夫妻、どうもありがとうございました。
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かずさん 急にお誘いしたのに快く付き合ってくださり有難う。
2年前に諏訪蔵を、今回は富士見蔵を見学させていただきました。
八ヶ岳山麓にある富士見蔵は日本で最も高地(960m)にあります。
中沢新一「精霊の王」を読み 諏訪信仰において「ミシャグチ」とは
お酒の神様ではなかったかという推論を立証したくなり、諏訪大社に
立ち寄り、「真澄」のシンボルである「真澄の鏡」も拝観しました。
残念ながら関連付ける新発見は出来ませんでしたが、真澄の蔵では
お酒の精霊が漂う凛とした空気の中 誠実な蔵人達の魂を感じる事
が出来ました。今年の「あらばしり」は特に美味しいです。

品川の「グランドセントラルオイスターバー」に美酒会パワーにて
「真澄奥伝寒造り」が置かれる事になりました。
「奥伝寒造り」はニューヨークで話題のレストラン「MEGU2号店」にて
一番売れている日本酒だそうです。酒通好みの豊かなコクのしっかり
した日本酒が海外で良く売れるというのはとても嬉しい事です。
1月3日から真澄のたる酒と「真澄ジュレがけ生牡蠣」がいただけます。
http://www.oysterbartokyo.com/ja/whatsnew.html
ニューヨーカー好みの日本酒の楽しみ方もぜひどうぞ。(妹尾)