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120美酒会メールマガジン  第13号     2005年5月25日
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このメールは120美酒会に登録頂いたメンバーだけに配信しています。
返信は発行者のみに送信されます。
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第4回美酒会は 7月12日(火)7時から 決定!!

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☆ 次回美酒会の日程のお知らせ
☆ 会長の酒造り体験のレポート
☆ 麻布十番に「蔵72」オープン! 仕掛け人は末廣酒造新城社長
 (日本吟醸酒協会理事長)
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第4回美酒会は村田事務局長お勧めのお店です。

7月12日火曜日 7時より 酒席「いさみ」 (銀座8−10−15)

詳しいお知らせは 6月10日ごろのメルマガをご覧ください。
また 参加者の受付も 次回メルマガ発行後の先着順といたします。

慶応高校の甲子園での活躍はすごかったですね〜〜
副会長妹尾も2回戦に行ってみたら 美酒会会員とも多数いらしていて
熱燗飲みながら盛り上がって観戦できました。
慶応も美酒会も色々めでたいことばかり・・・・そんなお祝いを肴に皆で楽しく
気楽な会にしたいと思っています。

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私の酒造り体験記                   会長 杉原 英二

私の酒造り体験も14年目を数えます。
今から22年位前に口にした大吟醸の味に感激して以来、全国の旨い酒を求めて
都内の地酒を揃えている店を探索するようになり日本酒愛好の師、同志、仲間と
出会い地酒体験が広がってきました。また吟醸酒を普及することを使命とする日本
吟醸酒協会のイベントを通して様々な蔵元さんとの交流しつつ益々地酒熱が
高まっていったようです。
さらに酒蔵環境研究会という酒蔵を核とした地域興しを目指すボランティア団体が
1991年に設立されると私自身もその幹事として手伝うようにもなりました。
そしてその活動の一環として「酒造り体験ツアー」が企画され、13年間。現在に
至っているわけです。
体験場は福島県喜多方市、大和川酒造店。喜多方市はラーメンで町おこしを
成功させ、蔵の町として景観を大切にしつつ更なる活性化を目指して頑張って
いる町です。

その酒蔵の佐藤社長が我々の体験を快く引き受けてくださり(多少紆余曲折色々
ありましたが)喜多方詣でが続くことになりました。体験ツアー初年度の3月初
旬、
しんしんと雪が降り積もる喜多方。蔵の中で搾りたての荒走りを口に含んだ時の
鮮烈な感動は忘れられません。思わず、凄い!と叫んでしまったような・・。
まさにその味を占めて、更に2年目からは米作りからやってみようということにな

田植えから始まり、草取り、稲刈りで米作りイベントを経験し、その米を使って、
米洗い、蒸し米、麹造り、仕込み、搾り、火入れ、瓶詰めのポイント部分を手造り
実体験してきました。

こうして造られる我々の体験酒は味の調整はしない原酒そのものなので毎年味は
微妙に違います。それがまた楽しいですね。つまり味だけが目的ではありません。
我々は本物の酒造りとはどんなものかを知りたいというところが出発点でした。
米は酒造好適米という酒造りに適したものを色々試してきました。
有名な山田錦をはじめ、五百万石、美山錦、若水、夢の香・・・等々。酵母も
協会9号が多いですが、アルプス酵母、うつくしま夢酵母なども使った年がありま
す。
また洗米のコツ、良い麹作りの極意、仕込みの温度管理、搾りの技、等を見せて
もらいながら酒造りの奥深さも学んでいます。


そんな酒の中に素人ならではの“思い出”も加わります。大雨の中の田植え、ブヨ
にさされながらの田植え、炎天下ふらふらになった稗取り、雪の降る中での稲刈
り。
まあ15年もやると色々なことがありました。こういう瞬間が思い出として酒の中

しみわたり美味しさを引き立たせてくれます。
そして酒蔵の中では杜氏さん、工場長をはじめ、蔵人さんたちの酒への愛情と良い
酒造りへの心意気がひしひし伝わってきます。そういう姿を見ていると我々はそん

真剣勝負をこんなに楽しい思いで体験させてくれる蔵人さんに申し訳ないやらで、
感謝の気持ちが献々と溢れてきます。

だから酒に対して生半可な批評は出来なくなってきます。逆に、こうして出来た
体験酒に対しては客観的な批評が耳に入りません。とりあえず誰が何と言おうと
美味いんですね。体験酒には「思い出」という旨みが詰まっているのですから。
だから「旨い」というところから出発して味の良否は加点評価。出来立ての炭酸が
口の中ではじける心地よい感触、濁り酒のフレッシュ且つ濃厚な旨み、生酒の
春夏秋冬の味の微妙な変化、火入れ酒が秋上がりした時の深い味わい、
長期熟成していく不思議な変化と成長。
まるで我が子を見守る親の心境そのものに近いかな。そしていいところだけを
見て受け入れてあげようという気持ちが、酒の中だけでなく造りを共にした仲間や
出された料理にも伝わり、より楽しい宴席になっていくようにも思えます。
私はこの酒に杉原ブランドとして「有頂天」と命名しました。
いずれ120美酒会の皆さんと共有の体験をして120美酒会オリジナル酒を
造って呑んでみたいものですね。こういう思いにさせてくれる日本酒と酒蔵に感謝
するとともに、あらためて「有頂天」で乾杯!



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麻布十番に 大吟醸を飲み比べできるお店がオープン!!
第一回美酒会にご協力いただいた末廣酒造の新城社長(115三田会)が
理事長をなさっている「日本吟醸酒協会」の期間限定アンテナショップです。

「吟醸酒バー蔵72」
場所:東京都港区元麻布2−11−1−2F(旧「庫裏」)
麻布十番温泉から暗闇坂に向かう200メートルほど行った
TVゲームのお店を右に入り400メートルほど住宅街をいった
左側です。向かいの酒屋「栗原」は会長の馴染みのお店です。
http://www2.ocn.ne.jp/~pokai/kuramoto.htm

HPにあるすべての酒蔵の吟醸酒を有料試飲できます。
また 表にある当番蔵のときには 鑑評会用の吟醸酒があります。

ちなみに 6月11日12日は新城社長もいらっしゃるそうです。
また8月6日7日は第二回美酒会の酒蔵である福光屋です。

おととい行ってまいりましたが わかりにくくてマニアックな場所なので
日本酒好きの方でないと ちょっと厳しいかなと思います。
新城社長がいらっしゃる6月11,12日に応援に行きましょう。
美酒会BBSにて会員同士 行く時間など書き込みしてね。

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<お知らせ>

このメールマガジンを是非ご友人の120三田会の日本酒好きの方に転送
して頂けたら嬉しいです。他の120三田会メンバーで当会に入会希望の方
がいらっしゃいましたら下記メールまでご相談ください。
事務局より後日、ご本人にメール等でご連絡差し上げます。
事務局 村田 健 murata615@mve.biglobe.ne.jp

「120美酒会BBS」http://bbs1.whocares.jp/bb/u/120bishu/
「120美酒会コーナー」http://www.120mitakai.com/120bisyu/index.html

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「120美酒会」事務局
  杉原 英二 es13281328@yahoo.co.jp
  妹尾 理恵
  村田 健 t-murata@cw.jp.nec.com
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