◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
120美酒会メールマガジン  第11号     2005年1月24日
◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇
このメールは120美酒会に登録頂いたメンバーだけに配信しています。
返信は発行者のみに送信されます。
===============================
第3回美酒会の追加募集します! ご夫婦でのお申し込みもOK!!
2月1日までにお申し込みください。参加しないと損しちゃいますよ!
================================
今回は第3回美酒会の参加者名簿(確認してね)と新しい情報!!
参加する人は最後の「遠足のご注意」までキチンと読んでください。
酒蔵見学、お食事処、大型バス どれも皆に満足していただけます!
ご夫妻やお仲間へのお声かけをよろしく!!お待ちしています。
================================
第3回美酒会  酒蔵見学会  田村酒造場「嘉泉」を味わう会

*日時 2005年2月5日(土)
*集合場所  JR福生駅改札
*集合時間  午後2時 (遅れた方は直接田村酒造場まで)
青梅特快 東京駅12:52発→福生駅13:49着(先頭車両乗車予定)
*当日行動予定
・  徒歩にて酒蔵へ向かう(800メートル程度)
・  2時30分 蔵元さん挨拶(田村専務)の後、約1時間蔵見学
・  3時30分から約30分 蔵紹介ビデオ観賞、質疑応答
売店にて御土産用の日本酒購入
・  4時30分 お店のマイクロバスにて「黒茶屋」に移動(20分)
・  5時〜7時 「黒茶屋」にて嘉泉を味わう会
・  7時15分 日本交通観光バス車中、美酒を飲みながら帰路
(途中 トイレ休憩する予定です)
・  8時30分頃 新宿駅解散
なお電車をご利用になる方は お店のマイクロバスにて
7時頃出発して 武蔵五日市駅までお送りする予定。
武蔵五日市19:23〜 拝島19:39(5駅 JR五日市線)
拝島   19:44〜 立川19:56(4駅 JR青梅線)
会費 8000円ぐらい
お酒は田村専務よりご寄贈いただけることになりました!!
お陰様で 夢のような会費が実現できそうです!!

緊急連絡先
事務局長 村田 09053373381
(杉原 09032403428 妹尾 09031367539)
================================
参加者さらに募集             事務局長 村田 健

20日の締め切りを過ぎた時点での参加者は下記リストにある25名です。
今回は土曜日の午後をほぼ割いていただかなくてはならない企画のため、
ご家庭のご都合でご参加いただけない方も多数いらっしゃると思います。
そうした方がたにはたくさんの写真と報告で、後日楽しんでいただければ
幸いです。日本の酒蔵は殆ど訪問者にオープンになっていますので、
是非次の機会に足を運ばれてみては如何でしょうか。
さて、今回の美酒会の帰路はバスにて大宴会です。45名も乗れるバスに
まだ25名とちょっと寂しい気もします。ご夫婦での参加もありになりま
したので、是非、これからでも申し込みされませんか?
事務局 村田まで  murata615@mve.biglobe.ne.jp

<第三回美酒会申し込み者:1月23日時点>    (敬称略)
広瀬 和則  森田 茂、星枝ご夫妻  伊藤 由紀子  浜中 正樹
塩味 寿子  斉藤 義弘  井出 純子  原 麻里子  柳田 博之
山下 佳子  水井 哲之  小鹿 久璽子  重田 晋  鈴木 茂
金田 均  秋吉 美穂子  伊藤  雅彦  小林 義治  金子 晃
安永 雄彦  松下 雄一夫人  杉原 英二  妹尾 理恵  村田 健

==============================
お食事処のご紹介             会長 杉原 英二

さて酒蔵見学会が近づいてきました。前回のメルマガで大体の予定は
ご連絡しましたがまだ酒蔵見学の後、皆で酒と料理を楽しむ場所を
お知らせしてませんでした。
今回は、嘉泉の田村専務イチ押しの店をご紹介いただきました。
場所は福生から車で20分、武蔵五日市駅の近く「黒茶屋」という
郷土料理のお店です。東京から僅か一時間あまりで日本の自然の
美しさ、風情を満喫させてくれる場所に立地し、店のたたずまいは
幼少の頃にタイムスリップしたような懐かしさを味わうことができます。
料理は奥多摩の郷土の幸を使った炭火焼きと山菜料理です。
目の前の囲炉裏で焼きながら嘉泉の酒を味わって下さい。
黒茶屋 http://www.kurochaya.net 電話0425960129

================================
田村酒造場の田村専務は同期の塩味さんの二つ下の弟さんです。
田村専務は早稲田出身ですが奥様は127三田会です。
お二人にお目にかかるのが楽しみですね。
田村酒造場HP http://www.seishu-kasen.com/

以下塩味さんのご挨拶と 以前にメルマガ2号で掲載したコラムです。
================================

ご挨拶                  塩味 寿子さん(旧姓 田村)

第3回美酒会に田村酒造場見学を企画していただけることになりました。
酒が造られる工程、それに関わる者の姿に触れていただくことで、
多摩の歴史や風土の中で培われてきた酒の味わいを感じていただけたら
幸いです。当日、心よりお待ちしております。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(美酒会メールマガジン第2号より)     塩味 寿子さん

大同窓会で「嘉泉」という樽酒を呑んでいただけたでしょうか?
田村酒造場は文政5年1822年創業の造り酒屋です。

創業以来「嘉泉」の酒造りは越後杜氏によって支えられてきました。
酒造りはご承知のように秋から春にかけて行われます。
10月になると新潟から稲刈りを終えた越後杜氏が夜行列車に乗って
やって来ました。国に妻子を置いてやって来る蔵人にとって酒造りが
24時間彼らの生活すべてです。夜も明けきらないうちから酒蔵の窓や
戸の間からもくもくと湯気が立ち、その中で白々と夜が明けていく。
前日に洗米し、明朝大きな釜に湯を沸かしこめを蒸す作業が始まり
酒造りが始まるのです。

子供の頃はびん詰め場に行って ラベル張りの手伝い(?)をしたり、
びん詰めの流れ作業を見たりして遊んでいました。
びん詰め場の奥には神棚が入り口にある仕込み蔵があり そこから
先の空気はいつもひんやりと凛と張り詰めた、人を寄せ付けないものが
ありました。「女、子供は入ってはいけない」と言われ、そこから先、
足を踏み入れたことはありませんでしたが、私が結婚をし、家を出る時
父に「嫁に行く前に一度見ておけ」と言われ 初めて仕込み蔵に入りました。
ふつふつと泡立つもろみタンク、温かい麹室、ピカピカにみがき上げられた
柱と床、なにか神々しいものを感じ、その場を後にしました。

高校生の頃 越後杜氏から南部杜氏にその仕事が引き継がれましたが、
その頃の記憶の中に精米機の音があります。
私の部屋の外がちょうど精米所になっていて音が聞こえるのです。
昼間聞こえてきた精米機の音が夜中になっても止まず、一晩中シュンシュン
と続くことがあります。大吟醸の仕込みが始まったのです。
米は一晩中割れない様にゆっくりと60%にまで研き上げられます。
大吟は杜氏の腕が試される酒、腕をみがくための酒、杜氏が最も神経を使う
酒なのです。

南部杜氏の川村親方が私は好きでした。
とてもおだやかで蔵人を包み込むような人でした。
川村杜氏のもとで大吟醸酒は全国で金賞を取る酒になっていきました。
しかし 時代の移り変わりと共に 岩手の蔵人の後継者が少なくなり
田村酒造の蔵人の高齢化によって、地元福生近郊の蔵人を考えなければ
ならない時がやってきました。
高校を卒業して入ってきた高橋君は川村杜氏のそばで酒造りを始め
10数年を経て 杜氏として賞を頂く酒の造り手となりました。
「是非 酒造りをさせて下さい」とやってきた女子学生の塚本さん。
女人禁制といわれる酒蔵で「女」に仕事をさせるなど初めてのこと、
父も彼女の熱意に押され入社を認めたといいます。
今や彼女は「頭」(かしら)として夜明けから酒造りに励んでいます。
時代は移り変わろうとも蔵人のひたむきさは変わらない。

ところで酒屋の娘だから酒の味がわかるのかって?
いいえ。私にわかることは おいしい酒かまずい酒かだけ。
おいしい酒には造り手のひたむきさがみえるからなのでしょうか。

===============================
遠足のご注意

・前日は金曜日だからといって夜更かししないで、当日、寝坊しないように!
遅刻しそうな場合は幹事でもお友達でもいいですから必ず連絡してください。
・福生駅は青梅行きの途中駅ですから乗り越し、寝過ごしに注意してください。
心配な方は早めに来て奥多摩を散策するか、東京発12時52分青梅特快
先頭車両に乗車してください。
・納豆菌が繁殖すると大変なので朝食の納豆はやめましょう。
・酒蔵は寒いので温かい格好でいらしてください。
・酒蔵内では蔵人さんの指示に従いくれぐれも単独行動はしないでください。
一歩間違えると酒タンクの中に落ちてしまいますのでご注意を!
・お酒売り場、御土産売り場にはそこでしか買えないものも沢山ありますから
おこづかいはいくら持ってきてもいいです。

☆ 慶応義塾の塾員として恥ずかしくない行動をしてください。

=================================

<お知らせ>

このメールマガジンを是非ご友人の120三田会の日本酒好きの方に転送
して頂けたら嬉しいです。他の120三田会メンバーで当会に入会希望の方
がいらっしゃいましたら下記メールまでご相談ください。
事務局より後日、ご本人にメール等でご連絡差し上げます。
事務局 村田 健 murata615@mve.biglobe.ne.jp