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120美酒会メールマガジン  第6号       2004年9月8日
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このメールは120美酒会に登録頂いたメンバーだけに配信しています。
返信は発行者のみに送信されます。

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特報!第一回美酒会の記事が「三田ジャーナル」に掲載!!
9月2日配送された三田ジャーナル8月15日号に写真入りで詳しい報告を
いたしました。(詳しくは美酒会BBSへ)
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7月の猛暑に始まり、感動続きのオリンピックも閉幕しました。
皆さん、どのような夏休みをお過ごしでしたか?
盛況だった第1回の美酒会の後、更に会員が増え、75名を数えるに至りました。
朝夕は秋の気配を感じつつある今日この頃、そろそろ美味しい日本酒の
話しをしましょう。次回、秋の美酒会は11月中頃に開催します。
前回、来られなかった方、是非、第2回美酒会にてお待ちしています。


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第一回美酒会の盛り上った写真はこちらから
120三田会HP http://120mitakai.com/
我々事務局3人や皆さんからの書き込みはこちら
美酒会BBShttp://bbs1.whocares.jp/bb/u/120bishu/

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目次
☆ 村田事務局長の夏休み日記

☆ 会のアンケート結果 其のA  杉原会長

☆ 日本酒イベント案内
☆ 会員コラム 春原則子さん、鈴木茂君、明田ゆかりさん

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村田(事務局長)です。
私事ですが、夏のお酒にまつわるエピソードを少々。
7月末に出張でサンフランシスコにあるサンタクララに3泊してきました。
いわゆるシリコンバレーと呼ばれている一角です。仕事の話は抜きにして、
夕食はやはり日本食です。居酒屋に2回行く機会あり、日本酒を呑むことが
できました。久保田、八海山は最近、何処の店でも置くようになってきまし
たが、嬉しかったのは我が同期である宮坂醸造の「真澄」もメニューに名を
列ねていたことです。秋田酒造の酒も置いてあり、地酒ブームはこんなとこ
ろまで来ているのかと感銘しつつ、迷わず頂戴しました。圧巻は店主と話し
ているうちに、メニューにはない「男山のあらばしり生酒」4合瓶を出して
くれたこと。保存状況も良く、たいへん美味しく頂きました。アメリカでも
有名な地酒、それも生酒が呑めるようになるとは日本の酒蔵もやりますなぁ。


さて、次は、8月お盆休みに多摩ニュータウンの南大沢で昼食を取った際の
エピソードです。駅前の中華レストラン(名前は忘れましたが)に入り、
先ずは生ビールを注文しようとメニューを広げると、なんか懐かしい名前の
日本酒名が.... はて、「流転」?、もう1つは「ぷちぷち」。あっ!
そうそう、第一回美酒会に参加された皆様ならすぐに思い出されるでしょう。
会津は末廣酒造の微炭酸発酵酒です。シャンパンのようなのど越しの炭酸系
日本酒への出会いに驚きとその味の軽快さが大好評でしたね。もう1つの
「流転」ですが、これは長期熟成酒なので、中華料理にもぴったりです。
...ということで、我が末廣の新城社長も頑張っておられます。
皆様も是非、すばらしい日本酒との出会いを本誌、またはBBSに御紹介
ください。

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第一回美酒会アンケート結果 其のA         杉原英二(会長)

前回美酒会において皆さんにお願いし、15名の方から回答を頂いております。
その中からの以下の質問を取り上げます。(複数選択可)
   A、日本酒のイメージについて
   B、日本酒を選ぶポイントは?
まずAの結果。技の結晶(8人)、日本文化の深さ(8人)、郷土料理に合う(8人)
とにかく美味しい(8人)、粋(6人) というお答え。
文化としての日本酒の存在は十分理解されていると同時に郷土料理との相性の良さ
が、
やはり地酒の重要な位置付けになることに注目していきたいですね。
つまり東京から応援メッセージを発信するだけでなく、地方が自らもっと活性化活

していくことによって地酒蔵も元気になっていってもらいたいと願うわけです。
観光立国を目指す日本にとって今後、自然を守り育てている酒蔵の役割は重要な
ファクターになるものと思います。
次にB,日本酒を選ぶポイントとして一番多かったのは「人からのお勧め」(8人)、
次が「蔵のイメージ」(4人)でした。その他、酒データ、ネーミング、話題性、価格

選択のキーポイントとなってます。(各2人)
皆さんマスコミで取り挙げられている地酒は結構ご存じですね。でも全国にはまだ
1000以上の蔵が頑張ってます。是非より多くの個性ある味と蔵の風土、文化も
自分で発見していって下さい。その為に美酒会は「人からのお勧め」の一助を担い
たいと思ってますので是非何なりと声を掛けて下さい。

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日本酒試飲会案内
★東京にある全蔵元のお酒が大集合。(現在開催中)
 当日は純米酒を中心に冷やで飲めるお酒、リキュールタイプの甘口など、
 バラエティ豊富なラインナップを取り揃えているそうです。
 会員の塩味さんの御実家の「嘉泉」や代々慶応御出身の「多満自慢」も勿論、
 出展されています。この機会に一気に東京13酒蔵のお酒を体験してみましょ
う。

 ◇日比谷公園「にれの木広場」試飲・販売会◇
 2004年9月4日(土)〜9月12日(日)
 時 間  10:00〜18:00
 場 所  日比谷公園 にれの木広場
 http://www.tokyosake.or.jp/event/event.htm
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会員コラム
今回は第1回美酒会、そして120三田会のクロージングパーティー以降、
7月に入会していただいた3名の方の入会コラムを掲載いたします。
皆さん各々の日本酒への思いが伝わってきます。是非、一読して
ご意見やアイデアのある方はご返事ください。

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☆あなたと日本酒とのお付き合いについて 法政Q組 春原 則子

すでにお聞き及びかもしれませんが、わたくしは完璧なる下戸です。
みなさまがおいしそうに召し上がるのをうらめしく見ているだけしか
できませんが、おつまみのたぐいは大好きなのです。小さいころ
よく父に連れられて飲み屋さん(小料理屋さん?)に行き、おつまみを
文字通りつまみ、「末はきっと酒飲みになるだろう」という父の期待を
せおいつつ、結局はそうなれなかったわたくしです。
すでに父は他界してしまい、一緒につまむこともできませんが、
せめて同期の皆様と一緒に楽しいひとときをすごせれば、と思っております。

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☆あなたと日本酒とのお付き合いについて 経済M組 鈴木 茂

私は秋田県横手市の生まれで、隣接する湯沢、大曲などを含め日本酒の
隠れた名産地です。秋田県人は酒に強いとか、日本酒が大好きと言われま
すが実は私は日本酒は大の苦手でした。いい酒が周りにありながら安い酒しか
飲む機会がなかったのが原因のようで、この年になりようやく日本酒のうまさ
違いが解ってきたように思います。日本酒を好んで飲めるようになった今だから、
運命的な貴会との出会いこそ日本酒との付き合いと考えます。

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☆日本酒が普及するためには何が必要か。 法政K組 明田 ゆかり

日本の全アルコール消費に占める日本酒の正確なシェアは知らないが、
経験的には宴会および和食の食事会において、多くの男性はとりあえず
ビールの後に日本酒に移行する。
今後マーケットを開拓するとすればやはり女性であろう。
日本の女性マーケットの開拓に不可欠な要素は「貴公子」「王子様」の
存在であると私は考える。ワインの田崎真也しかり、サッカーのベッカムしかり、
雅楽の東儀秀樹しかり、韓流のヨン様しかり。(田崎真也を王子様と呼ぶ
には多少抵抗があるが、一度彼のワインスクールに忍び込んだ際、そこに
いた若き女性たちの目には確かに彼が「王子様」と映っていることを実感した)
従って日本酒を女性に広めるために最も重要なことは、「日本酒の貴公子」
「日本酒の王子様」の開発である。もちろん美酒会事務局に王子様が
いればそれにこしたことはないが、そうでなければ120三田会のネットワークを
駆使して若き才能を発掘し、メディアを通じて「日本酒の○○様ブーム」を
創り出すのである。ただし、外見は非常に重要だが(特に「酒好きオヤジ」
イメージから対極にあればあるほどよい)、真の実力が伴った人物でなければ
ならないことは言うまでもない。伝統に新たな息吹を吹き込む起業家精神と
カリスマ性を持っている事が大事であろう。

こうしたブームは所詮一過性のもので、日本酒が本当に普及することには
ならないという批判もあるだろう。だが、王子様をきっかけに、新たに日本酒の
世界の入り口に立った人々をさらに奥深くへと導くのは、それは日本酒そのものの
実力であろう。その実力は充分備わっている、と私は考えるのだが。

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<お知らせ>

このメールマガジンを是非ご友人の120三田会の日本酒好きの方に転送
して頂けたら嬉しいです。他の120三田会メンバーで当会に入会希望の方
がいらっしゃいましたら下記メールまでご相談ください。
事務局より後日、ご本人にメール等でご連絡差し上げます。
事務局 村田 健 murata615@mve.biglobe.ne.jp

「120美酒会BBS」 http://bbs1.whocares.jp/bb/u/120bishu/